こんにちは!音楽で働く為のブログを書いている音楽Pの音屋教授です。
でも、なんか大変そうなイメージもあるし、実際どうなんだろう…
キラキラしたイメージで、音楽をやっている人なら一度は夢見る音楽業界。
でも最近の音楽業界は低迷していると言われていたり、ブラックで大変な仕事というイメージもあります。
今回は音楽業界で10年以上働いている私が、音楽業界について解説して行きたいと思います。
この記事を書いている人
10代から作曲家、編曲家としてメジャーの音楽業界で働いてきました。 結婚を機に、一時セミリタイヤ中の音楽家。 夢見る音楽ファンのために情報を発信中。
音楽業界のおもな仕事の種類
まずは、音楽系の仕事の種類を知っておきましょう!
主に会社員として働くオフィス系、音楽を作るクリエイター系、演奏系、自己発信系に分類してみました。
オフィス系以外は、基本的にフリーランス(自営業)として働いている人が圧倒的に多いです。
オフィス系の仕事について
・レコード会社(プロデューサー、ディレクター、マネージャー、A&R、事務系)
・マネージメント会社
・作家事務所
・音楽制作会社
・ライブ制作会社
・映像制作会社
・楽器屋
オフィス系の、会社員として音楽に携わっているようなパターンです。
アーティストと関わったり、音楽制作に関わったり、クリエイティブな仕事が多いです。
もちろん音楽業界のイメージ通り、芸能人や歌手と実際に会ったり、仕事で携わる事も多いです。
厳しい面では、新入社員は、特に雑用のような仕事から始まることが多く、厳しい洗礼を受けます。
いわゆる「9時〜5時」のような働き方のできる職場は、かなり限られています。
残業も多く、休みもなかなか取れないことがおおいです。
音楽に対しての情熱が強く、音楽の仕事に全てを捧げたい。その上で会社員として音楽に関わりたい人にオススメです!
クリエイター系の仕事について
・作曲家
・編曲家
・作詞家
・劇版作家
・音響エンジニア
・映像作家
・トラックメイカー
クリエイター系は、フリーランス(自営業)として、レコード会社などから発注を受けて音楽制作に関わるような仕事です。
音響エンジニアについては例外で、会社員としてレコーディングスタジオに所属する人も多いです。
音楽を作ることが好きで、とにかく音楽だけ作ってたい。そんな人が多いですね!
クリエイターとしての仕事は、実力社会です。納期までにクライアントの求める品質の高い作品を作れるかが重要です。
仕事として成り立たせるには、特定のジャンルだけではなく、幅広いジャンルに対応できるようなスキルが必要です。
自営業のため、在宅など自由に働いている人が多い反面、深夜での応対やイレギュラーの発注や修正依頼も多いため、
プライベートな時間が取れない事も多いです。
とにかく音楽だけ作ってたい、自分の技術に自信がある人にオススメです!
演奏系の仕事について
・スタジオミュージシャン
・バックミュージシャン
・オーケストラ団員
・楽器講師
・アーティスト
演奏系の仕事も圧倒的にフリーランス(自営業)が多いです。
幅広いジャンルに対応できるような演奏技術、即興演奏などのスキルも必要になります。
とにかく演奏が好きで、時間さえあれば楽器を触っているような人が多いです!
こちらの仕事は演奏技術はもちろんですが、「人脈、人との繋がり」もとても重要視されます。
音楽仲間から助っ人で呼ばれて、仕事に繋がることが多々あります。
最近だとコロナウイルスの影響で、ライブなど仕事が激減して大変な思いをしている方が多いのではないでしょうか。
とにかく楽器が大好き。演奏技術にも自信がある!という方にオススメです!
自己発信系の仕事について
・Youtuber
・アーティスト
・歌い手
・ボカロP
・配信者
・同人販売
自己発信系の仕事も、自営業(フリーランス)が多いですね。
自己プロデュースを武器に、自分の好きなことを発信している人がとても多いです。
もちろん収益化の部分で、これらを本業として生活するのはなかなか難しいです。
自己プロデュースが得意で、自分の好きなことを武器にしたい人にはオススメです!
音楽業界はブラックなのか?
音楽業界はブラックなのか。
長時間労働、休みの少なさ、残業の多さ、イレギュラーの発生などをブラックと呼ぶのであれば、たしかに音楽業界はブラックな職場が多いです。
特に音楽制作やライブ制作などに関わる仕事は、深夜まで仕事が続いたり、時には朝まで仕事をするような事も多いです。
音楽業界はなぜブラックと言われてしまうのか?
音楽業界で働く上で大切なのが「憧れや夢=やりがい」です。
音楽の仕事にやりがいを感じて、仕事に人生を捧げるくらいの覚悟を持っている人だけが、音楽の仕事を目指すべきだと思います。
エンタメ業界は、キラキラした世界に憧れて志す人がたくさんいるからこそ、
良くも悪くも「過酷な労働環境でも働きたい!」「安くてもいいから仕事が欲しい!」という人も多いです。
それこそががある意味「音楽業界はブラック」と言われてしまう原因とも言えます…
音楽業界で10年働いた私の人生
私自身は、音楽業界で10年以上働いた経験があります。
友人や家族と過ごすようなプライベートな時間は全て捨てて、自分のスキルを磨いたり、仕事の作品を作ることに時間の全てを費やしてきました。
それくらいの高い情熱が音楽の仕事には必要です。
そこで得た知識や人脈、仲間、経験は、人生において自分だけのかけがえのない宝物です。
熱い情熱をいつまで燃やせるのか
私自身は、10代から音楽業界の仕事をはじめて、プライベートを全て捨て去って音楽に人生を捧げてきました。
でも10年以上たったある日、「あれ、このままで自分は幸せなのだろうか?」という疑問にぶつかりました。
家族との時間、友人との時間、音楽以外の楽しみ。10代から全て音楽に捧げたからこそ、音楽以外のことを何も知らなかったからです。
音楽との付き合い方を変えた
そこから私は音楽業界での「型にハマった働き方」をやめて、自己発信型のYoutubeやブログでの活動を模索していきました。
その中で距離をおいた仕事やクライアントもかなり多いです。自分の中ではかなり大きな決断でしたが、いまは正解だったと思います。
いわゆる「ブラック」になってしまうような働き方ではなく、自分自身で自分の仕事を選んだり、自分の時間を持てるような体制を作っていきました。
最近は、Youtubeやブログなど、自己発信で音楽をマネタイズする方法も増えて、とても素晴らしい時代だと思います。
音楽を仕事にしたいあなたも、自分がどんな働き方で、どんな風に音楽と向き合いたいか考えてみてほしいなとおもいます。
情熱を持ち続けられる「音楽バカ(褒め言葉)」こそが音楽業界で生き残る
音楽業界は、とにかく音楽が好きで好きで、気がついたら音楽のことばっかり考えているような音楽バカ(褒め言葉)が生き残る世界だと思います。
・和楽器を練習し始めたと思ったら、気づいたらチェロが弾けるようになって、今度はバイオリンを習いにいくという家が楽器だらけの演奏家w
・プロになってからも音楽が大好きで、有名どころからインディーズまでチェックせずにはいれない音楽オタクの作曲家w
・「家族よりも仕事の方が大切にきまってるだろ!」といって、奥さんに逃げられたディレクターw
などなど、、、笑
いい意味でも悪い意味でも「音楽に狂える人間」が音楽業界で働き続けられるんだなあと肌で感じています。
音楽の仕事で安定はできるのか?
音楽の仕事で安定できるかはあなたの能力次第です。
一度もお金に困ったことがない人もいれば、一生食えない音楽家もいます。
ですが、安定してる人はいつも共通しているなあと思います。
私自身、プロとして活動する前から仲の良かった友達は、みんなプロとして安定して働いています。
そこに共通しているのは圧倒的な努力量と情熱です。というか努力というより、気がついたら好きな気持ち一心で努力をしている的な…
そういった部分が共通しているからこそ、当時から仲良くできたのかなと思います。
全ての時間を音楽に費やして、正しい方向で努力できる人ならば、音楽の仕事で安定することは夢ではないはずです。
まとめ
今回は、音楽の音楽の仕事の種類について開設しました!
皆さんが音楽で少しでも生活が豊かになるように、情報発信を続けていきます^^