こんにちは!音楽で働く為のブログを書いている音楽Pの音屋教授です
歌手、シンガーソングライター、バンドボーカルなど、歌が好きな人なら「歌を仕事、副業にすること」を一度は夢見たことがあるはずです。
「歌の仕事」というとステージの上にたってパフォーマンスするイメージが強いかもしませんが、歌の仕事の種類はそれだけではありません。
今回はプロの音楽家が監修のもと、「歌を仕事にする方法」や「歌の仕事の種類」を解説していきたいと思います。
この記事を書いている人
10代から作曲家、編曲家としてメジャーの音楽業界で働いてきました。 結婚を機に、一時セミリタイヤ中の音楽家。 夢見る音楽ファンのために情報を発信中。
代表的な歌の仕事や副業の種類
まずは代表的な歌の仕事の種類を紹介していきます。
歌の仕事は「表舞台の仕事」と「裏方の仕事」の2つに分類されます。
【表舞台の仕事、副業】
・歌手/アーティスト/バンドボーカル
・バックコーラス
・Youtuber/歌い手(初心者におすすめ)
ポイント
いわゆる「歌の仕事」として想像するのはこちらだとおもいます^^
特に歌手やアーティストは人前に立つ仕事であるため、失敗は許されず、高い能力と信頼が求められます。
この中では「Youtuber/歌い手」が、初心者でも始めやすく、個人だと収益化しやすいのでおすすめです。
【裏方の仕事、副業】
・ボイストレーナー
・ボーカルディレクター
・仮歌(初心者におすすめ)
ポイント
意外と知られていないのが、裏方としての「歌の仕事」です。
こちらはプロ〜アマチュアまで広い需要があり、初心者でも始めやすい仕事がおおいです。
このなかでも「仮歌」は在宅で出来る仕事で、需要が多いのでとてもオススメの「歌の仕事」です。
初心者におすすめな「仮歌」の仕事、副業とは?
歌の仕事として、初心者におすすめなのが「仮歌」です。
・初心者向け
・在宅
・最低限の宅録機材(予算2〜3万程度)
最低限の宅録機材は必要になりますが、初心者でも気軽にはじめられそうですよね!
仮歌とはどんな仕事?
仮歌とはおもに「作曲家さんの楽曲に、仮で歌をあてる仕事」です。
歌モノの楽曲の場合、カラオケにあるようなガイドメロディー(楽器でメロディーを奏でる)だと楽曲の雰囲気が伝わりづらいですよね。
作曲家さんが作った曲に、実際に歌を当てて楽曲の雰囲気を伝わりやすくするのが仮歌の仕事です。
仮歌の仕事ってそんなに需要あるの…?
作曲家さんといっても、その種類はたくさんあります。
・プロの作曲家
・副業として作曲をしている人
・趣味で作曲をしている人
仮歌初心者の需要としては「趣味、副業として作曲をしている人」がメインになります。
実は作曲を副業にしようとする人が増えた影響で、いま仮歌の需要がとても増えているんです!
仮歌の需要=楽曲コンペ
仮歌の需要のメインとなるのが楽曲コンペ。
上のイラストが簡単な楽曲コンペの流れですが、詳しく解説していきましょう!
①レコード会社が楽曲を募集(楽曲コンペ)
(例)レコード会社A
「楽曲を募集します!」
・新人アーティストのデビュー用楽曲
・王道のバラード楽曲
・歌唱力を生かせる力強い楽曲
上記の内容で仮歌入りのDEMOを募集します!
レコード会社が沢山の作曲家事務所に、楽曲募集(楽曲コンペ)の情報を流します。
作曲家事務所にはプロアマ問わず多くの作曲家が所属しています。
有名アーティストだと1000曲近い楽曲が応募されます。
その中で選ばれた一曲のみがCDでリリースされているのです!
②たくさんの作曲家が楽曲を制作
たくさんの作曲家がこの「楽曲コンペ情報」を元に、内容にそった楽曲を制作します。
ピアノとメロディーだけなどではなく、様々な楽器をパソコンでシュミレートして、CDで聞いても遜色ないレベルの楽曲に仕上げます!
ここで作った楽曲に仮で歌を歌うのが「仮歌」の仕事です!
③作曲家のDEMOに「仮歌」を歌う
仮歌さんの元に、作曲家さんからデータが送られてきます。
・ガイドメロ
・歌詞
・カラオケ
・要望(こんな感じの雰囲気で歌って欲しい!など)
このデータを元に、実際に歌を当てるのが仮歌の仕事です。
昔は作曲家さんのスタジオに出向いて、仮歌を録音することが多かったですが、
最近は仮歌さんは在宅で歌を歌って、歌を音声データで納品することが多いです!
仮歌に必要なスキルは…?
宅録ができること
仮歌のスキルとして必要なのは、最低限の宅録ができることです。
最近は2〜3万円程度で宅録に必要な機材がそろってしまいます!
宅録はむずかしそうですが、思った以上に簡単なスキルですので、ぜひ挑戦してみてください!
宅録についてはこちらで解説しています。
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プロレベルの歌唱力は必要ない?
初心者が一番不安になるのが、「自分の歌唱力」で仕事がもらえるのかどうかですよね…
まずは安い単価の仕事からはじめてみるのがおすすめです。
仮歌において、歌唱力は単価や仕事の数を増やす上でもちろん大切です。
「歌が致命的に下手」などであれば難しいですが、歌が好きな方なら挑戦してみて損はないです!
歌の仕事の始め方
自己紹介の「歌ってみた」を録音しよう!
仮歌の仕事で「履歴書」の代わりになるのが「DEMO音源」です。
まずは自己紹介(自己PR)に使うためのDEMOテープを作りましょう!
オススメなのは、自分の得意な曲をカバーした「歌ってみた」を作ることです。
動画で公開するのは恥ずかしいなという方は、音源として準備しておくだけでOKです!
仮歌の応募はTwitterやクラウドソーシングで
仮歌の募集はTwitterなどのSNSで検索して応募したり、仮歌用のアカウントを作って依頼を募ってみましょう。
また「ココナラ」クラウドソーシングも初心者にはとてもオススメです!
プロフィール欄などに、自分の得意な歌や、歌が聴けるページへのリンクを記しておくとよいです。
仮歌の仕事の単価はどれくらい?
初心者だと1曲(1番のみ)の歌唱で1000円〜3000円くらいの単価を提示してはじめてみるのがオススメです。
歌唱力の高い人、作曲家の意図を汲み取る能力が高いひとであれば、単価は高くなります。
最終的には5000円〜1万円をめざしましょう!
まとめ
今回は歌の仕事、副業についてご紹介しました!
皆さんが音楽で少しでも生活が豊かになるように、情報発信を続けていきます^^